泥濘

そよぐ微睡の中


沈んでいく何処までも
遠ざかる意識に寄り添ってみても


藻搔き苦しみ泡となり
赴く流れに身体預けてる
微かに触れた感触に
「もう苦しまないで」と誰かが
此処が安らぎだと悟る


そよぐ微睡の中 深く蒼く彷徨って
今は振り返らずにいよう そっと


揺らいでる蜃気楼
霞み消える景色 追い掛けてみても


愛の深さに比例しない
富と名声を謳う偽善者に
全て失って貶され罵られた
あの日を忘れない
此処が生きる底だと知る


そよぐ微睡の中 深く蒼く彷徨って
今は振り返らずにいよう そっと だけど


闇夜照らす泥濘で
未だ疼く傷と..